外貨預金のリスク

外貨預金はメリットだけではない。デメリットつまりリスクも大いに考えられるのです。ですからここでは外貨預金におけるリスクを挙げて見たいと思います。きちんと把握して考えるようにすることが利益を生む秘訣になると思います。

まずは外貨預金というのは為替の動向によって損を出してしまう可能性が大いに考えられるということです。これは外貨預金をするとき、つまり預け入れ時の為替レートと、引き出し時の為替レートによって生じる事を指しています。
例えば1ドル=100円の時に外貨預金をすることを考えて見ます。ある金融機関では預け入れを行なう時の為替レートを1ドル=100円50銭として、引き出すときの為替レートを1ドル=99円50銭としているとします。ここで同じ1ドルでも1円の誤差が生じることになってしまうのです。これが手数料になる訳ですが、これを利益にもっていく場合には売るときの為替レートが高くなっていることが大前提となりますし、利息が手数料以上にならないとどうしても損をしてしまうことになります。
ですから、外貨預金をする側、つまり私たちからしてみるとその差額が少ない金融機関で取引を行ないたいということになるわけです。

金融機関によってはこの差額を少なくしている商品もあるようです。是非そういったところを利用してみたいものですね。

また預け入れしている金融機関が破綻した場合、その商品がパーになってしまう可能性があります。だから、一つの金融機関で運用することは避けておいた方がいいのではないかと思います。銀行がつぶれてしまう今の時代、こういったリスクも考えておかなければならないのです。